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2012年9月21日 (金)

2012.09.18 生きてりゃ還暦~七代目松鶴(松葉)十七回忌追善 #落語

夏休みを使って大阪へ行ってきた。
繁昌亭で落語を聴くのが目的の一つだった。
行きたい会のある日に行ったのではなくて、行った日にやっている会を観るつもりだった。
その会が、この会だった。
席は2列目と、いい席が確保出来ていた。
1996年の時の松葉師匠、2年後に七代目松鶴を襲名することが決まっていた。
これからという時に、他界してしまった。享年44歳。
今年は七代目松鶴の十七回忌にあたり、繁昌亭で追善興行ということになった。
ということを、当日この会の中で知った。
ほぼ満席と、多くのお客を迎えて始まりました。
しかし、しかし、その時のメモを無くしてしまい、出演者、根多、出演順番等かなり曖昧です。
お許しを。
でははじめます。

■笑福亭鶴二 落語 東の旅~軽業
初めて見る噺家さんだ。
この会の出演者は、姉キン師匠方と福笑師匠しか知りません。
七代目の得意根多だったらしいこの噺を演じた。
扇子の上で、指が技を演じるという根多が面白かった。
東の旅は発端の辺りを聴いたことがあるくらい。
東京では鶴光一門くらいしか聴けないから。

■笑福亭鶴笑 落語 がまの油
出囃子で「ハリスの風」が流れた。
なにやら小道具を色々と抱えて登場。
がまの油なんだが、殆どフリー(笑)
人形とか、刀のおもちゃとかで遊ぶ。
初めて見た師匠だが、こんな所に秘密兵器を発見したという感じだ。
このハチャメチャ加減はすごい。
この師匠を聴きに大阪へ来たいとさえ思った。

■桂春若 落語
白髪頭の師匠が登場。春団治一門からのゲストだろう。
血液型のマクラ。内容は漫談の新山真理先生のものとほぼ同じ。
共通のベースとなる根多があるに違いない。

■笑福亭松枝 落語 蛸芝居
芝居好きの一家の噺だった。
軽業とかこの噺とか、鳴り物が入って、上方らしい派手な落語を堪能した。

お仲入り

仲入りの最中、売店の近くをうろちょろしていたら、内海英華師匠を発見した。

■姉様キングス(桂あやめ 林家染雀) 音曲漫才
鬘に白塗り姿のお二人の登場である。
あやめさん、ものすごく濃いつけまつげだ(笑)
最初に見たのが2001年。
衝撃的な初体験だったのを思い出した。

■笑福亭福笑 繁昌亭・松葉 ラブソング
生では初めてだ。
この師匠の新作落語が好き。
根多はおそらく「繁昌亭ラブソング」という新作に、七代目松鶴の思い出を折り込んだもの。
ポピュラーな曲の替え歌という形で、繁昌亭やそこに行くお客を描いている。

■笑福亭岐代松・笑福亭伯枝 出演者一同 大喜利
謎かけ等で盛り上がった。
楽屋に遊びに来ていたのであろう、桂文福師匠がゲリラ出演。

久しぶりの生上方落語を満喫した。

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コメント

おお、はるばるお江戸から見えられて、しかも2列目にいらしたとは・・・。
かぶり付でアホ笑いをしていたのが僕です。存じ上げないままご一緒したのは2度目ですね。
にわか落語ファンなので、松葉師匠を生で拝見したことはないのですが・・・確かな芸に加えて「笑福亭の良心」だったことは間違いないようです。

松枝師匠は知性派の重鎮です。『蛸芝居』は吉朝師匠とつい比較してしまいますが・・・。松鶴師匠譲りの『らくだ』『市助酒』は、鬼気迫る逸品でした。
そして筆が立つ方で、マクラでも触れていた『ためいき坂 くちぶえ坂』(浪速社)は、松鶴師匠の人間性と某兄弟子への複雑な思いが迫る名著です。『当世落語家事情』(弘文出版)はキョンキョン師匠が絶賛。
鶴二師匠は十代で松鶴師匠に入門した最後の直弟子で、四十そこそこの割に古きよき浪速情緒を体現していると思います。
最近結構受賞が続いています。実は10月28日、お江戸での会があるのですが。
鶴笑師匠は、実はあの芸で世界を股にかけている方で・・・半生を描いた本は何冊か出ていますよ。

ヒロクンさんのお好きな福笑師匠の新作は何でしょうか。姉キンのお2人は、落語で一流なのにあれをやってはる所が凄いと思います。

投稿: 明彦 | 2012年9月22日 (土) 01時22分

書き忘れました。春若師匠のネタは『京の茶漬』、出演者と順番はばっちりです。

投稿: 明彦 | 2012年9月22日 (土) 10時00分

明彦さんもいらしてたんですね。
松葉師匠が「笑福亭の良心」というのは、この会を観てよく分かりました(笑)

福笑師匠の新作で好きなのは「葬儀屋さん」。
大阪のコテコテのギャグ満載で好きです。

繁昌亭の近くで串カツを食べたのですが、これも旨かったですね。
今度行く時は、予告先発しましょうかね(笑)

投稿: ヒロクン | 2012年9月22日 (土) 15時24分

>春若師匠のネタは『京の茶漬』
思い出しました(笑)
ありがとうございます。
これでスッキリしました

投稿: ヒロクン | 2012年9月22日 (土) 17時01分

「予告先発」是非お願いします・・・。
そう言えば『どうらく息子』の「惜春亭銅ら美」のモデル(の1人)がぴっかり様であることが、作者のインタビューでついに明らかになりましたね。
『葬儀屋さん』は僕も一度生で聴いています。森卓也さんの本によれば『憧れの甲子園』『宗教ウォーズ』という、恐ろしいネタがあるそうですが。

鶴二師匠の上京ですが、10月28日14時開演、さん生師匠との2人会です。
会場は神楽坂毘沙門天、木戸銭2500円。予約は03-6914-4490まで。
演目は『ねずみ』『尻餅』です。御一考をお願いします。

投稿: 明彦 | 2012年9月26日 (水) 16時10分

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