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2012年8月29日 (水)

2012.08.28 柳家喬太郎×田中泯 #落語

紀伊国屋ホールで行われた落語かいへ行ってきた。
目玉は、喬太郎師匠と舞踏家田中泯による、落語「死神」。
異業種コラボ、異種格闘技そんな企画だ。
落語の「死神」は三遊亭圓朝がグリム童話「死神の名付け親」を元にして創ったと言われている。
喬太郎師匠は、原点であるグリム童話の「死神の名付け親」から、「死神」という噺を今回再構築した。
夏の終わり、怪談の旬も終わろうとしている8月28日。
その成果を発表した。
どんな会だったのか・・・

■柳家喬之進 落語 飮める
幕が開いて、舞台を見た、高座は、高さ1メートル以上はあった。
ことば通りの「高座」だった。
昨日、喬太郎師匠からメールが来て、「今日、明日空いてる?」とのこと
突然の出演要請で決まったとのこと。
どこかで聞いたような話だった(笑)
前座さんの高座は無かったが、扇ちゃんが前座を務めていた。

■柳家喬太郎 落語 諜報員メアリー
新宿という街ちから歓楽街談義、そしてこの噺に入った。
この会は「死神」の再構築という気概に富んだ格調高い会という立ち位置で、前高座もそれなりの根多を選ぶのかなと思った。
それなりの根多を選んだというのは当たっていたと思うが、「それなり」の中身が、私と喬太郎師匠との間でかなりの乖離があった(笑)
ダジャレおちの、実にばかばかしい噺で、お仲入り。

お仲入り
仲入り時間を使って、舞台セットが作られた。
幕の向こう側から、トンカチの音だけが聞こえていた。
ブザーが鳴った。
場内が暗闇に包まれた。

■柳家喬太郎 田中泯 落語
静寂が訪れた。
幕が開いた。
静かに、実に静かにゆっくりと中央にスポットが当たる。
田中泯の姿が暗闇から少しずつ浮かび上がってきた。
中央には木の櫓を模した高座。
周囲は森の外れのようだ。
田中泯の舞踏が静寂の中5分程続いた。
舞踏は、ルールというのか見方が分らないので、ただゆっくりな奇妙な動きの連続としか映らなかった。
ただ、山海塾程気持ち悪くはなかった。
喬太郎師匠が高座に登った。
その後田中氏は高座の周囲で演技をしていたが、私は高座へと集中していった。
物語は主人公の男が生れるところから始まる。
男と死神は、子と名付け親という関係があった。
「巳之吉」という名前を死神に貰い、やがて大人になる。
両親に死に別れ仕事に行き詰まり自棄を起こしそうになった時に、この死神と再会する。
(落語はここかが始まりのところ)
物語は童話を肉付けしてあるが、童話に近い形で進んでいった。
ラストはサゲに向かって行く中、少し替えてあった。
この物語のために用意したサゲも良かった。
約1時間の熱演だった。
このヴァージョンの「死神」もなかなか良い出来じゃないかな。
掛け捨てにしないで、どこかで再演出来るといいな。

参考<グリム童話「死神の名付け親」>
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/05/13.htm

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