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2012年8月 2日 (木)

2012.08.01 東西若手交流会 #koudan

日本橋亭で行われた、講談の東西若手交流会へ行ってきた。
上方の旭堂一門の講談はたまにしか聴けないので、この日を逃したらいつ聴けるか分らないから。

■梅湯 講談 谷風の情け相撲
18時に到着。木戸は、こなぎさん。
中からは梅湯君の声が聞こえる。
客席に着いた。
梅湯君の高座は、情け相撲半ばだった。
オリンピックでは、無気力試合が話題にになっているだけに、旬な講談だったな。

■神田山緑 講談 小牧山軍記~平松金次郎 臆病一番槍
家康の家臣である臆病者が主人公。
あまりにも臆病者で、家康が事あるごとに手打にしようとするが、そうするとそこで話が終わってしまうので手打にせずに、最後は偶然肝が据わって手柄を立てる物語。
初めて聴いた。
蓋然性はまったくなくて、いかにも講談らしい物語だ。
皮肉じゃなくて、講談はそういう物だと私は感じているということ。

■宝井一凜 講談 紺屋高尾
一凜さんでは初めて聞いたかなと調べたら、以前講談女伊達で聴いていた。
講談なので笑う場面はあまりなく、世話物として作られていた。
女性が演じるとまた一味違う。

■旭堂南陽 講談 太閤記~間違いの婚礼
ゲストの登場。
上方から来た南陽さんの高座だ。
上方の芸人さんは、講釈師でも明るく面白い舞台、高座が多いが、この人は噺家と同じくらい面白い講釈だった。
同じ読み物でも、お江戸の講釈師が演ると、鯱貼ったような固い印象を受ける。
南陽さんの藤吉郎は、なんて軽いんだ。
楽しいひとときだった。

お仲入り

■一凜 山緑 南陽 あおい フォーラム
出演者順に演者名を並べてみた。
「秀吉と家康、どちらが好きか」というテーマで話し合う企画。
テーマに因んでなのか、山緑君と南陽さんの根多が出たようだ。
秀吉と家康とは大阪と江戸とも置き換えられる。
一凜さんは家康派、あおいさんは秀吉派(場の空気を読んでの発言だと思うが)で、議論に参加。
結局山緑君と南陽さんがじゃんけんで結論を出した。
どちらが勝ったかは、どうでもいい事なので省略。

東西の講談の違いで感じたこと。
それはお江戸の講釈師が南陽さんのような講釈をやらないのは、講釈の美学の違いか。
落語や漫才等の他のお笑いとの差異が微妙に影響しているのだろうか。
現在の東西講釈師の生存数の違いは、それを物語っているように思う。

■神田あおい 講談 お竹如来
初めて聴くの読み物だ。
未だ知らない読み物も多かったんだなと今日は実感した。
あおいさんらしいエッジの効いた読み方だった。

■宝井琴梅 講談 男の花道(名医と名優)
トリはご意見番の琴梅先生だ。
まくら10分。
そして男の花道をたっぷりと45分。
上方からやってきた人気役者中村歌右衛門。
かれは立女形の設定なので、琴梅先生は実にしなやかに演じた。
以前聴いた松鯉先生ヴァージョンは女形じゃなかったな(笑)

酒宴の席で言った、言わない。
やる、やらないでモメて、切腹沙汰になるストーリー展開はあまり好きではない。
今の世の中では、理解するのが無理。
講釈師の責任ではないけど。
古典を演じるという事は、こういう時代ギャップというリスクも背負って演じるんだな。
落語の場合は最初からお笑いのフィクションという認識を持って聞くので、このリスクは無い。
その分今の落語は講談より強い時代に芸だ。
それでも講談に魅力を感じるは、甘いだけの菓子より一味別の味を加えた菓子を求める自分の嗜好によるものだと思っている。

話をこの会へ戻す。
若手のフレッシュで、バラエティに富んだ根多を聴く事ができた。

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