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2011年5月 9日 (月)

2011.05.02 第6回公演 講談女伊達

講談女子5人ユニット講談女伊達の公演に行ってきた。
前回は冬の公演。義士伝だった。
今回は織音先生真打昇進披露興行の企画。
どんな会だったか。

■神田織音真打披露口上
寄席だと、仲入り後に行なわれるのが普通の口上から、いきなり始まった。
本人はお辞儀姿で、何もしゃべらない。
なので、本人に代わって、姉さんだったらこう言いたいだろうと想像して、他の四人がしゃべる企画だ。
だからみんな織音先生の顔写真の面を被っていた。
織音先生はビール党なのか、ふ~ん。
浴びるほど呑みたいのか、ふ~ん。
参考になりました。

■神田京子 講談 山内一豊 出世の馬揃え
いつもの様に、ちょこまかちょこまか小走りで出てきて高座に座る。
軍記物程固くはないが、それでも武士物語。固い話である。
それがこんなに柔らかく、しかも名前の言いたては小気味よいリズムで修羅場読み。
そんなエンテーテイメントな演出にできるのは、京子ちゃんのスター性なのだろうか。
華やかでリズム感溢れる高座だった。客席が沸騰しそうだった。
次次世代のエースかもしれない。
阿久鯉先生もうかうかできないな。

■宝井一凜 講談 一凜版ドンキホーテ 渋谷109との戦い
京子ちゃんでいきなりトップギアに入ってしまったが、つづいて一凜さん。
ちょっとスローバラード。ハートウォーミングな根多が多い人だが、この日はコメディー。一凜さんの新作。
ここは現代の日本。安藤けさおという50代の男が主人公。これから日本を旅して修行しようと一念発起。自分をドンキホーテと重ね合わせる。そのうちに精神が一体化してしまった。
渋谷にある109のビルが女子を飲み込む怪獣に見えてしまった。これは助けないと・・・
このシリーズは面白そうだ。連続で聴きたい。

■神田あおい 講談 徳川家光 幼少期
「竹千代(家光)と、側役長四郎(松平伊豆守)の幼少時代の読み物。
いたずらを命じた竹千代。いたずらをして叱られる長四郎。
しかしあくまでも単独犯と偽ってしらを切る。
この出来事を経て、二人の主従関係が堅牢なものになったとされる、徳川サクセスストーリー」
と以前自分で書いた紹介文をそのまま使った(笑)
あおいさんは、子供、少年が良い味出ている。

■神田きらり 講談 佐野源左衛門駆けつけ
京子ちゃんと正反対の芸なのがきらりちゃん。
この会にくると両方が聴けてお得だなぁ(笑)
松鯉一門である。直球勝負である。
シャープで力強い高座だ。
次世代の次世代の対抗エースだな。
男だったらどんだけの高座なのか。
そんなきらりちゃんは、幼少の頃は赤ちゃんモデルをしていたとか。
人生わからねぇ~~~
佐野の山から、鎌倉まで2分30秒で到着。
特急料金無し。

お仲入り

■神田織音お祝いSHOW
港のヨーコ横浜横須賀の台詞を替えて、織音先生を祝福するコーナー。
投げ手拭の振る舞いがあり、こういう物には縁のなかった私が、京子ちゃんが投げた手拭をゲット!。
帰ってから見たら、きらりちゃんの手拭だった。
どっちでもいいや。

■神田織音 講談 風切羽(かざきりばね)
主賓の登場である。
大きな拍手、声援に応える様に、天使の笑顔が高座にすわる。
マクラ無しでこの読み物に入った。
主人公遠藤が、中学の同級生だった上村の高校卒業式の日に、出迎えに行くところからはじまる物語だった。
初めて聞く新作講談だ。
上村は優等生。大学進学も決まっている。遠藤は高校1年で退学。上村の母が働いている土建会社で、鳶の見習いで働いている。
違いのある二人だがウマが合う。上村には小6の妹がいた。遠藤・上村にとっても天使の存在である。この後妹が骨肉腫という病魔に襲われる。というシチュエーションではじまった。
「風切羽」とは、鳥の羽の中で、他の羽があってもこの羽が無ければ飛ぶことのできない羽。
最後の場面は、成田からアメリカへ旅立っていく遠藤を送る場面。
少年達が巣立っていく姿に、これからの自分を重ね合わせたのだろうか。
自分で自分のテイクオフの決意を読んだ話だったなと。
おめでたい席の最後にこれをもってきたか。
香織一門だなという読み物だった。
泣いてしまった。
感動の真打披露興行だった。

終演後、最初に使った織音先生の顔写真お面4個の内一つという貴重な物まで頂いた。
ありがとう。
ちなみに、この5人ですが、
最後の真打披露興行コンプリートということもあり、朝まで打ち上がっていたという報告が後にありました。(笑)

戦利品達
0504p1010802


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