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2010年8月23日 (月)

2010.08.21 講談女伊達 夏の怪談噺

講談女子ユニットの講談女伊達公演に行ってきた。
今回で4回目。夏ということで、怪談噺特集だ。
今までは夜公演だったのが、今回は昼公演。
暑い昼下がり、ギラギラ太陽を避けて新橋から地下道を通って内幸町ホールへ。
どんな会だったのか、それは静かに始まった・・・

■神田きらり 講談 大岡政談~村井長庵・おとせ殺し
前説など無しに、いきなり講談が始まった。
連続物にも怪談ぽいものがあるという事で、
悪徳医者村井長庵の連続物から、「おとせ殺し」の場面を読む。
妹おとせの娘を吉原へ売り飛ばす。
そして娘逢いたさに、訪ねて来たおとせを子分格の三次に殺させる・・・
松鯉先生がこの場面をネチネチと、憎たらしそうに演じたのを覚えている。
きらりちゃんもけっこう憎々しく演った。

■神田織音 講談 牡丹灯籠~お露新三郎馴れ初め
この読み物の場面は怪談ではない。
医者山本志丈が恋のキューピットとなり、お露と新三郎を恋仲にする物語。
織音さんの怪談も聴いてみたかった。

■神田あおい 講談 牡丹灯籠~御札剥がし
神田の怪談といえばこれというくらい、ポピュラーな読み物だ。
途中を刻んで、30分に纏めた。
お露さんの幽霊、入っていました。

■宝井一凜 講談 お岩稲荷の由来
本当はいい人なお岩さん。
そんなお岩さんを祭ったお岩稲荷の由来を読む。

■神田京子 講談 四谷怪談~伊藤喜兵衛の最期
京子ちゃんの怪談は恐らく初めてだ。
師匠陽子先生ゆずりの根多だ。
あの声と芸風で怪談はどうなんだろうと、聴く前は思っていたが、
なかなかどうして、いい怪談だった。
マシンガンバーストのような早口読みは、三代目山陽のようだった。
終盤の、伊右衛門の浮気から始まる、仕組まれた筋書きを知り、憎悪の炎を燃やす場面は圧巻。
腕を上げたなという感じ。
京子ちゃんの演技とは関係ないが、この四谷怪談のストーリのこと。
憎しみを晴らそうと、川へ身投げして死ぬわけだが、何故死ぬのか。
生きたまま出刃包丁でも持って伊右衛門や喜兵衛を殺しに行く方が自然に思える。
鶴屋南北氏が生きていたら聞きたい。

今回の公演だが、まるで前回の公演の私のレビューを席亭さんか、魔法の杖さんが読んだかのように、MC、解説等無しで5人の講談たっぷりという企画だった。
http://hirobow.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/20100403-c8c1.html
怪談となると、TVドラマの「世にも奇妙な物語」のタモリ氏のような、アンカーがいてもいいかなという気にもなる。
わがままな客だ。
次回は冬。

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コメント

村井長庵のお登勢殺しって怪談ですかね。ま、いいか。

投稿: 松井高志 | 2010年8月24日 (火) 06時35分

松井さんこんばんは。
長庵が、暗殺料を値切る為に
「おい三次、おまえ殺す時変な引導を渡さなかったか?
いまここに、化けて出てきたよ」
みたいな台詞があったので、この辺りを採用したんじゃないでしょうか。
許してあげてください(笑)

投稿: ヒロクン | 2010年8月24日 (火) 21時45分

あっ、そうか……w

投稿: 松井高志 | 2010年8月25日 (水) 12時29分

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