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2010年7月14日 (水)

2010.07.11 黒門町本牧亭講談昼席

だいぶ間が空いてしまった。なかなか書く時間がとれない。
寄席には行っていたんですがねぇ。
では先週末の本牧亭講談会の様子を・・・

■神田真紅 講談 勇婦巴御前の働き
この根多久しぶりに聞いた。
京子ちゃんが前座の時勉強したのを聴いた以来だから、7~8年ぶりかもしれない。
この根多の勉強を始めて間もないのか、空板先発なのもあるのか、
緊張感がひしひしと伝わってきた。(笑)

■神田あっぷる 講談 腕白竹千代
お馴染みの三代将軍家光幼年期の物語。
比べて聴くと真紅ちゃんとの前座一年の経験差はあるな。
お姉さんに見えてくる。

■神田松之丞 講談 慶安太平記~丸橋忠弥と伊豆守
松鯉一門というと、連続物は必須課題。
師匠は連続物(こそ)が、講談の醍醐味だという考え方。
松之丞君は慶安太平記全19席に挑戦中。
この読み物は由井正雪を中心に、幕府転覆を図る人々の物語。
この日の場面は、主人公が丸橋忠弥。
丸橋、友人と碁を打つが、喧嘩となって碁石を相手にぶつける。
これが引き金になって友人が、幕府転覆の計略を吐露してしまうことに・・・
丸橋が碁を打たなければ、キレなければ、謀叛は成功していたかもしれないなという内容。
前座3年目の松之丞君のあの憎たらしい程の貫祿は何なんだろうか。

■神田京子 講談 安政三組盃
京子ちゃんも連続物だ。安政三組盃の序盤。
羽子板絵の娘を見初めた佐竹右京太夫がそのモデルの娘お染を妾に迎えろと、家臣に命令する。
そして右京太夫は、妾となったお染とお国入りするが・・・
京子ちゃんは前座の頃は、同じペースで直球ばかり投げていたけど、今は緩急取り混ぜて色々な球を投げて来る。
最近やっと講談が楽しくなってきたと言っていたが、聴く方も楽しみに聴けるようになった。

■神田陽司 講談 はやぶさの最期
iPadを片手に登場。
現代版の有本講釈として、iPadの画面で読むというパフォーマンス。
読み物は新作。最近の話題のもの。
任務を奇跡的に終え燃え尽きた探査機「はやぶさ」の一生。
健気なはやぶさ君という設定。
因みに「隼」と書くと戦闘機。「ハヤブサ」と書くとバイクが検索で引っかかる。
探査に向かった小惑星のイトカワは、日本の宇宙開発の父、糸川英夫から命名。
この糸川氏は、戦闘機隼の設計も担当した。
だから探査機の名前が「はやぶさ」なんだとこの日分かった。
(陽司先生じゃなくて、紅先生に教えてもらった)

■神田鯉風 講談 安兵衛道場破り
iPadはやぶさの後で、やり辛そうな鯉風先生(笑)。
コテコテ古典で落ち着かせる。
鯉風先生は「安兵衛」が得意根多なのかよく聴く。
駆けつけの前後編とか。

■神田愛山 講談 講談私小説~罪悪感
諺と心理学の関係についてという高尚な(笑)マクラからこの読み物に入る。
五月の講談倶楽部で演じた講談私小説「遠まわり」の前編部分。
知覧への旅の所を膨らませた作品だった。

お仲入り

■神田紅 講談 潮来の遊び
天保水滸伝だったんですね。この読み物。
久しぶりに聴いた。それも女性演者で。
山陽3(北陽時代)に何回か聴いたんだ。
紅先生は師匠から教わった遊廓事情を解説しながら読み進めた。
紅先生曰く、
山陽2も明け烏やこの若旦那のように最初は堅物。それから柔らかくなり過ぎて散財したらしい。
2代目紀文のようだとも聞いたことがある。
この紅先生、マクラの冒頭で、実は自分も「はやぶさ」をやりたいと思っていたが、弟子に先を越されたとのこと。
紅先生は(財)日本宇宙フォーラム理事の肩書を持つ、宇宙科学に詳しい先生なんだ。
宇宙科学から、廓ものまで(笑)
機会があったら、紅版「はやぶさ」物語を聴いてみたい。

■神田山吹 講談 川村瑞軒
主任は山吹先生。
本来は主任のはずじゃなかったらしい。
山吹先生は本牧亭の顔づけ担当で、本来の主任にスケジュール調整中に振られてしまい、結局都合がつかず自分が主任となってしまったと、山吹先生だけに、文句ブーブー。
これ根多ですから・・・
他意はございません。
夏、お盆の季節の読み物というとこれ。
この読み物を聴いてから、すあまが食べられなくなったヒロクンでございます。

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