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2010年5月18日 (火)

2010.05.09 黒門町本牧亭講談昼席

久々に本牧亭の講談定席に行った。
かわら版情報の開始時刻は13時になっていた。
本牧亭のチラシでは、12時45分。
実際行ってみたら、12時20分現在既に前座さんの高座が始まっていた。
12時10分頃には始まっていたかもしれないね。
久しぶりに行ったので、勘が働かなかった。
落語と違って、その時入っている前座さん全員が高座に上がるから、人数によって開演前の「空板」と言われ
る時間が変化するんだ。

■神田真紅 講談 曽我物語 半ばまで
というわけで、真紅ちゃんの途中というか終盤から聴いた。
真紅ちゃんは高座を聞くのはこの日で2回目。
メガネを掛けていたが、違和感は無かった。
古典落語ではメガネは外す事が多いけどね。
この前圓丈師がメガネを外したら、彦六師匠にそっくりだったよ。
話しがそれた(笑)
声は出ていたし、これから上手くなるよ。

■神田あっぷる 講談 柳沢昇進録~お歌合わせ
あっぷるちゃんも久々。
いまだに初々しい。
妹が出来たので、もう少しお姉さんになってもいいな。

■神田松之丞 講談 慶安太平記~箱根の惨劇の半ば
箱根山中での坊主の善達と護摩の蠅の出会いの場面。
もう少し声を落しても、凄味が出るといいんだけど。
慶安太平記といえば、以前談春師で善達旅立ち~吉田の焼き討ちを聴いていたのを思い出した。
昨日は阿久鯉先生が演ったそうで、芸人さんの中でこの根多流行っているの?

■神田きらり 講談 祐天吉松~気質に帰る
きらりちゃん、四葉のクローバーが咲く球根を育てているそうだ。
普通の女の子だったのね(笑)
読み物の方は、新しい連続物に挑戦だ。
インド象の見せ物で賑わう回向院の側。
主人公は巾着切りの吉松。
上品そうな娘の簪を抜き取るところから物語が始まる。
盗みがバレた吉松を娘は許した。これがきっかけで気質になろうと誓う吉松。
この日の高座はここまで。
数カ月後に偶然再開を果す娘と吉松。
これが縁で二人はやがて結婚することになるそうだ。
面白そうな読み物だな。

■神田鯉風 講談 雷電の初土俵
歴代の力士の中で最高勝率を誇る雷電の物語。
ここまで三人続けて松鯉門下を聴いた。
耳がキンキンしてきた(笑)

■神田紅 講談 エディット・ピアフ 半ばまで
やっと落ち着いた講談が始まったぞ。
今日の紅先生は何やら原稿を持って高座に上がった。
どうやらできたての読み物らしい。
いきなりシャンソンを歌うところから始まる。
できたての新作講談は、エディット・ピアフの生涯の物語だった。
生まれてから恋人が飛行機事故で亡くなるところまで。
完成版は50分~60分のサイズになる模様。

Jリーグ神戸の応援歌に、「神戸讃歌」という曲がある。
愛の讃歌のメロディーで替え歌にしたもの。
これも泣ける曲なんだ。
震災でゼロから再出発した神戸だからねぇ
http://www.youtube.com/watch?v=Hr0f8vhERRk

■神田愛山 講談 三十三間堂誉れの通し矢
先日春陽君が演った根多だった。
イチローに3千本安打の記録を破られた張本氏のコメントのマクラから根多に入る。
星野勘左衛の持つ八千本の記録を破ろうとする和佐大八郎。
ライバル観と武士道のあり方のような事を伝えようとしている読み物だった。

お仲入り

■神田紫 講談 振袖火事の由来
明暦の大火とも振袖火事とも言われ伝わる大火の物語。
紫先生のトレンドのモッタイナイでも富士山でも無くて、何故今この根多だったのだろうか。

■神田陽司 講談 母を訪ねて三千里アニメ版~イタリアの一番星
三千里は2回目。
もう六千里聴いた事になる・・・ならないか。
作者はエドモント
えどもんと言っても江戸の噺じゃない。
元はイタリアの短編だった。
これを50回。25時間に及ぶアニメに仕立てたのが巨匠高畑勲。
初演は、おそれ多くも畏くも高畑監督の前で演じた。
今日は監督が居ないのと本牧亭ということで、同じ内容ではあるけど微妙に違っていた。
高畑監督の偉大さなんかも、今日は講釈したんだ。
講談のクライマックスの部分でこれを歌う。
「チャオ・ベラ・チャオ」
歌って踊るのが紅一門だから?
最初に上がった真紅ちゃんも、その内歌うんだろうな(笑)

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コメント

善達(伝達)と甚兵衛の出会い自体は品川だったかとも思います。阿久鯉先生版は以下のような感じ。(×が張扇)

 ×金杉橋を渡って、本芝田町九丁目を通り越しまして、大木戸高輪から八ツ山下へかかった時分に、夜ががらりと明けました。「是より東海道は品川宿」という棒杭(ぼっくい)を右手(めて)に見まして、品川本宿へかかろうというこの時です。
 年の頃なら四十恰好、目のギョロッとした男。振り分けの荷物を少しばかり、お納戸の単衣に半合羽。銅金の嵌った脇差。足拵えも厳重な商人体でございます。今伝達がその男の前を早足で通り過ぎる、そのすぐ後ろからついて参りまして、やがて伝達を追い越しますと、いかにも身軽にスタスタスタスタスタッと歩いて行く。
 伝(独白)「ん? この男、馬鹿に足の早い奴だな。俺と競うつもりか? よし、一番追い越してやれ」と、
 ××伝達一層早足になって追い越しました。

投稿: 松井高志 | 2010年5月19日 (水) 11時35分

「祐天吉松」は、この後、カタギになった吉松を昔の悪い仲間・立花金五郎(全編を通じての悪玉で、講談の登場人物にしては生彩のあるキャラクター)が強請にくる、というおなじみのパターン。

投稿: 松井高志 | 2010年5月19日 (水) 11時43分

松井さんこんばんは。
情報ありがとうございます。
流石ですねぇ。
プロの知識には勝てません^^;
慶安太平記の坊主の名は伝達ともいうんですね。
初めて聞いたのが立川流ですが、こちらは善達でしたね。
似ている音なのでややこしい。
吉松は強請られて悪の道に戻るのか。
悪役のキャラがポイントですね。

投稿: ヒロクン | 2010年5月19日 (水) 21時32分

私、焼き討ちされる三河・吉田(豊橋)の出身です。
それにしても、歩いて二日で江戸から吉田まで行くのは、伝達・甚兵衛といえどもかなり無理。
これは、吉田が松平伊豆守の領地(実際に伊豆守の領地になるのは信綱でなく、もっと後代だけど)で、正雪のライバルゆかりの土地だから、えーい焼いちゃえ、となったんだろうと思います。もちろんフィクションで、町が地雷火で焼かれた歴史はありません。
 

投稿: 松井高志 | 2010年5月20日 (木) 06時49分

松井さんおはようございます。
なるほど、三河・吉田の出身ですか。
慶安太平記は、縁のある読み物なんですね。
でも講談というのは結構無茶な事しますね(笑)

投稿: ヒロクン | 2010年5月20日 (木) 07時41分

おはようございます。
うちのイナカで、「吉田の焼打ち」と言っても、
誰も知らないと思いますよ。
講談を聞く人なんてほとんどいない……。
たまに京子さんが来て、会を催しているようですが。

投稿: 松井高志 | 2010年5月20日 (木) 09時21分

松井さんこんばんは。
どこも地元の事には疎いようです。
離れて見るとわかってくるんですよ。

投稿: ヒロクン | 2010年5月20日 (木) 20時51分

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