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2010年3月24日 (水)

2010.03.21 本牧亭前座勉強会

本牧亭の講談協会前座勉強会へ行った。
500円だったから若手の現状を把握しようと思ったから。
ぽかぽか陽気の日曜の午後だった。

■神田織奈  講談  秋色桜
香織先生のところに新弟子が入ったのは知っていた。
この日初めて見た。
1年生の織奈さんだ。
印象は、なんかこう109の店員が着物着て座ったという感じ。
今風のお嬢さんだ。
先日の東京マラソンで完走したとのこと。
30キロ地点で止めようとしたら、師匠のお客さんが自転車で追いかけてきて応援するので、止めるに止められなかったらしい。
声が低くてハスキーなので男の役が良くなるんじゃないだろうか。

■神田すず  講談  塙団右衛門~命いらない左衛門
今年二ツ目昇進が決まっているすずちゃん。
これは知らなかった読み物。
団右衛門が刀の試し斬りにされようとする物語。
二ツ目に向けて根多を増やしているのだろうか。

■一龍斎貞鏡  講談  左甚五郎伝~桜の接木
先週プロ野球のパリーグが開幕した。
貞さんは、パリーグのファンだ。
提供はロッテ

この「提供はロッテ」のフレーズが彼女の高座の時浮かんで離れなくなり、根多にしてしまった。
彼女は前座2年生。
母音をしっかり発音するところ等師匠の口跡に似ているなと思った。
間のとり方が長めでリズムが良くないが、2年生だから当たり前。
これから上手くなるよ。

■田辺銀冶  講談  誉れの太刀風~佐野の渡し場
「田辺一鶴の弟子銀冶でございます」が第一声。
はじめてみたのは女子高生の頃か。
あれから十年。
途中休んでいた事もあり未だ前座だが、二ツ目の実力は十分あり。
他のメンバーとは頭一つ出た芸だ。
読み方は、師匠とも違う自分のリズムを確立していた。
タイプは違うが、きらりちゃんに続く本格派になりそうな予感。

■宝井琴柑  講談  川中島合戦
いつも元気いっぱいの琴柑たんの登場。
土曜はここで三方ヶ原軍記を勉強して、今日は川中島合戦。
修羅場読みが続く。
修羅場読みは相当疲れるようで、汗を拭き拭きがんばる。
3分読んでは、1分間今読んだところの解説やら自分の感想などコメントする形。
ってボクシングかよ。
修羅場読みは格闘技だ。

お仲入り

■一龍斎春水  講談  金子みすゞの生涯
トリはゲストの真打。春水先生。
仲入りの前と後では、同じ講談でもこれだけ違うのかというギャップを見た。
年齢じゃないですよ。(それも言えるけど・・)
男性的な古典の軍記物と、新作の女性が主人公のもの。
この二人(二つ)の講談の聴き方・観方で一番いいのは、琴柑たんの修羅場は目を見張って修羅場と格闘する。
春水先生のは、目を閉じて聴く。
これがいいんじゃないかな。

しかし良く入ったな。本牧亭のあのスペースに30人だ。
人間国宝の会じゃないよ、前座の勉強会だよ。
なにもそんなに大勢で押しかけることないだろうに。
ってオレもか。
もう懲りた。

みなさんお気づきかと思いますが、この会はピチピチギャルと昔はピチピチギャルが出演しました。
つまり男の前座は神田山緑君が二ツ目昇進してから絶滅したということ。
講談はそういう時代になったんだなぁ(しみじみ)

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コメント

年に50回前後黒門亭に出没する私は当然本牧亭の前を同じ回数歩いています。一回入ってみたいのですが、心の弱虫の抵抗にあってなかなか実現に至っていません。今度勇気を出して入ってみようかな。実際中はどんな感じなのですか?

(と話題を変えてしまいますが)
これってあくまで私の憶測なのですが、ぽっぽちゃんひょっとしてここ覗いている可能性ありませんか?
今日落語カフェで彼女見てきたのですが、微かなブラウン色のパーマのヘアスタイルに変貌してました。あの文左衛門独演会からあまり日も立っていないんでビックリ
ヒロクンの書き込み読んでボブカットやめたのかな(笑)

投稿: B.Blue | 2010年3月24日 (水) 23時39分

銀冶さんは一度うかがったことがあります。よかった。
貞鏡さんは貞山先生のご令嬢でしたっけ。

投稿: 松井高志 | 2010年3月25日 (木) 06時59分

B.Blueさんこんばんは
そういえば、この会へ黒門亭と間違えて入ってきたお客さんが2名いました。
近所なので、初めての人はお客が並んでいたら黒門亭と思い込むんでしょうね。
私は本牧亭の前を通ると女将さんに挨拶しなければいけないので、そうすると黒門亭に行くとは言えず、黒門亭には顏を出しづらいんですよね。
B.Blueさんの逆の立場ですね。
さて、本牧亭ですが普通の日本料理屋なので、普通の座敷、日本間があるだけです。
寄席小屋の形ではありません。30人が限界の人数ですね。
座敷の前方に一段高くなった一畳も無いくらいのスペースがあり、そこが高座となっています。
座いすもないので、人気番組の時などはめちゃくちゃ混み合ってたいへんなおもいをします。
講談の尺は1高座30分が普通ですので、混んでいる時は拷問ですな。(笑)

修行中のぽっぽちゃんが関係者でもない、たかが素人ブログを見るわけはないので、恐らく偶然でしょう。^^;

投稿: ヒロクン | 2010年3月25日 (木) 20時27分

松井さんこんばんは
そうですね、貞鏡さんは貞山先生のお嬢様です。
調べたら祖父も貞鏡を名乗った講釈師だったそうです。
お祖父様の名前を継いだんですね。
3代続いた講釈の名家というわけです。
貞鏡さん、お母さん似の美人で良かったですね(笑)

それから、銀冶さんですが一鶴先生が亡くなり一門の真打のところに預かりになるわけですが、多分お母様の鶴瑛先生のところになるんでしょうね。

投稿: ヒロクン | 2010年3月25日 (木) 20時28分

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