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2010年1月 4日 (月)

2009.12.27 講談武者修行

新たな年を迎えました。
正月初席のようなものに行きましたが、暮れに行った高座レビューが残っているのでそちらを先に記しておきます。

本牧亭へ4人の二ツ目勉強会の「講談武者修行」へ行った。
開演30分前に本牧亭の前に着いたが未だ開いてなかったので、10分程時間をつぶしてから再度訪れたら、結構な数のお客が集まっていた。
いつも座るカウンター席は座られていて壁沿いの席も埋まっていたので、入り口近くに座ることにした。
開演時間間近には、座る席が無くて帰るお客が出るほどの混雑ぶり。
二ツ目の勉強会で、満員札止めにしてしまった。
何故今日はこんなことに??

■神田あおい  講談  正直車夫
あおいさんで2回目の読み物。
物語が大晦日近くの出来事だから選んだのだろう。
車に忘れた鞄を直前に乗せた主に返すと、高額のお礼をされる。
忘れ物を届けただけだと、正直車夫はお礼を断る。
その後文七元結になって、最後は車200台をプレゼントされて東京一の車屋になる。
正直ものは馬鹿をみないという、道徳の教科書にでてきそうな物語。
あおいさん途中喉を詰まらせて固まったが(笑)、上手く持ち直した。
乾燥していたからね。
因みに正直車夫が住んでいるところは、この講談では下谷御徒町2丁目となっている。
今の仲御徒町駅近くだ。
そんな縁もあったんだな。

■神田春陽  講談  大高源吾~両国橋の別れ
宝井其角との友情と討ち入りを描いたもの。
其角が
「年の瀬や水の流れと人の身は」
と上の句を渡すと、
「明日待たるるその宝舟」
と下の句を返す源吾
歌の意味の謎解きから其角が明日の討ち入りを知る場面。
講釈師はもちろん会場のお客も、全員分かっているが其角だけが分からないという(笑)
それから討ち入りに向かう源吾に其角がエールを送る場面が聞きどころ。
名作をあまりツッコんではイケませんなぁ
春陽君のはきき易いなぁ

■一龍斎貞橘  講談  笹野名槍伝~海賊退治
江戸時代のシーシェパード100人とボスキャラを、笹野権三郎一人で退治しちゃうというヒロイックファンタジー講談。(魔法は出てきません)
海中でのボスキャラ戦は30分に及んだそうな。
フォースを使ったのか。
名作をあまりツッコんではイケませんなぁ
神田だと東下りの所がよく読まれるかな。
女性講釈師が増えてきて道徳講談を聴く機会が増えてくる。
男はこういう勇ましい講談を読まないと、お客は聴く機会がなくなるな。

■田辺一凜  講談  曲馬団の女
師匠と私。
思い出やら見舞いに行った時のこと等をマクラで報告。
講談は田辺の読み物。
一鶴先生の師匠南鶴作の講談「曲馬団の女」を演った。
主人公は山崎蘭という元曲馬団の団員。
落ちるところまで落ちて、刑務所を出て来たところ。
香典ドロでもやって稼ごうかと1軒の家にやってきた。
その家では長男が戦争で戦死したという事。
自分はその女房という設定で企むのだけれど・・・・
良からぬことを考えて老婆と出会うが、その優しさに感化されて真人間となり、娘同様に老婆と二人で暮らし始める。
講談版「ラーメン屋」のような内容だなと思った。
「深イイ話」ではあるけれど、今日は食傷ぎみ。

一凜さんのによると、一鶴先生のお別れ会は、四十九日頃にあたる2月に、講談協会か一門主催か分からないが、行うそうだ。

それからもう一つお知らせ。
「講談武者修行」だが、今回で一応おしまいだそうだ。
今日のお客さんはそれを知ってたから大勢集まったのだろうか。
終わってしまうのは残念だな。

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