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2009年12月16日 (水)

2009.12.12 講談女伊達~Japanese Soul Angels~白(ハク)

12112rimg0039 クリスマスモードのポッポ。
新橋の師走の夜。
女性講談師5名のユニット「講談女伊達」の公演に行ってきた。
今回は義士伝がテーマで、発端となった松の廊下事件から仇討ち報告までを時系列で紹介する企画だ。
開場は内幸町ホール。
黒が基調の落ち着いた雰囲気のするホールだ。
ここは久々に来たな。
高座はホールに合わせて暗い青色の毛氈に白屏風。
落ち着いた雰囲気。
座布団は緋色で一点鮮やかさを誇っている。
どんな会なのか・・・

■田辺一凜  講談  刃傷松の廊下
トップは一凜さんだ。
松の廊下の場面から長矩切腹まで、約10分間で発端の説明的な要素の強い講談だった。

■神田織音  講談 
刃傷事件で浅野内匠頭が切腹した事の報告を、地元の家老大石にする為の旅の過程を地名の言い立てでする場面の講談。
織音さんの講談は今回で2回目。
彼女が未だどのようなスタイルの講釈なのかよく分かっていない。
そういう意味で特に織音さんの味が出る読み物でなかったのが残念。
言い立て講談の後、京子さん、一凜さんが加わり、立体講談と化す。
地元赤穂で、江戸で、赤穂義士として今後どうすべきかの方針を決定する場面を演る。
丁度漫才? かしまし娘の感じ。(例えが古くて伝わらないかw)
織音さんがリーダの歌江さん、京子さんが照枝さん、一凜さんが花江さん(よごれ)のポジション。
↓【参考資料】
http://www.youtube.com/watch?v=6CQuptq9nxc&feature=related
織音さんて、意外と天然入っているんだなという事がわかった漫才?だった。

■神田あおい  講談  南部坂雪の別れ
場内が落ち着いたところであおいさんの登場。
普通の講談に戻る。
マクラ無しで直ぐ根多に入った。
大石内蔵助の銘々伝。
瑤泉院(浅野内匠頭の未亡人)に討ち入りの為の暇をする人気の場面。
講談での見どころは四十七士の名前の読みたてのところになるだろうか。
読みたてがだんだん早口になっていく。
早く終えたいという気持ちがひしひしと伝わってきた(笑)
がんばったなという感じ。

お仲入り

■織音、京子、一凜 立体講談
またかしまし娘で(笑)、両国橋周辺の人々、その時代を討ち入り間近のバックボーンとして解説。
「両国橋の出会い」の場面を使ったのだろうか。
やがてかしましさが暗闇と共に消え去る。

■神田きらり  講談  別れの徳利
暗天箱出し。
きらりちゃんが釈台の前に座っている姿が浮かび上がる。
赤垣源蔵の銘々伝。
これも神田では人気の読み物。
兄の羽織に向かって妙に明るく振る舞いながら一人で酒を飲むという別れのシーン。
本懐と遂げて引き上げてくる道筋での兄の下僕と会話の場面。
この辺りが泣きどころ。
実に男らしい源蔵だった。
間の使い方、台詞の抑揚、松鯉先生が入っているかのような講釈だった。
こと義士伝に限って言えば、他の4人とのカテゴリの違いを見せつけた講釈だった。
きらりちゃんが居なければこの会は、仲良し演芸会の様相になっていたかもしれない。
それ程の存在感だった。
だからといって他の4人がダメという事ではない。
それぞれ任が違うという事だ。
きらりちゃんにコゼットはムリ(笑)

■神田京子  講談  寺坂吉右衛門の口上
吉良邸へ討ち入りに入って本懐を遂げた所までの実況中継録画的口上。
赤穂の瑤泉院と広島?に報告するという場面。
短い講談であるが、神田では出演者全員のユニゾンでお開きという演出もある。
この会は京子ちゃんのソロ。
京子ちゃんはかしまし娘で力を使ったので、短めに終わる。

ジョンレノンのハピークリスマスが流れる。
11日はレノンの命日。
クリスマスへ向けてこの曲が使われることが多い。
大方反戦、平和なクリスマスを祈る場合。
侍の家と家の抗争事件物語に使ったのは皮肉を込めてなのか。
たまたま命日が近かったから使ったのか。
最近12月11日といえばレノンの命日で、真珠湾討ち入りの日とは言わなくなった。

終わってみれば補助椅子まで出る超満員の会だった。
客層は老若男女千差万別色とりどりな感じだった。
この人気は何なのだろうか。
若い女性講釈師の会だからかな。

さて、次回は来年4月3日ここ内幸町ホールだとのこと。

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コメント

春風亭一之輔の追っかけで内幸町ホールからたった今帰ってきたばかりです(笑)。ここはどの席からも高座が見やすく私もお気に入りです。

投稿: B.Blue | 2009年12月16日 (水) 23時47分

B.Blueさんコメントありがとうございます。
一之輔さんの独演会ですか。
いいですねぇ
確か小菊お姉さんがゲストでしたね。
行きたかったな(笑)
しかし一之輔さん、二ツ目でこのホール満員にするというのは、
すごいですね。

このホールは見易いですし、席も比較的ゆったりめで落ち着きます。
池袋の芸術劇場の小ホールも割と好きです。

投稿: ヒロクン | 2009年12月17日 (木) 13時03分

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