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2009年11月 6日 (金)

オフサイド?

未だ師走では無いが、芝浜(「師バハマ」で変換されてビックリした)のビデオを見た。

ハロウィンが終わると即クリスマスイベントや商戦が始まる。
というわけで、少し早いいけどいいのだ。

3年ほど前か、東京MXで談志の芝浜を放送したことがあった。
見たかったが録画できずに気になっていた。
が、暫くしてその事も忘れていた。
先日youtubeで落語を検索していて、偶然恐らくその時のものと思われる映像を発見した。
ネットで録画し忘れた番組を見ることができるなんて、想像もしてなかった。
談志の「芝浜」の前に、三木助の芝浜について記しておく。
あるレコード会社から、落語初心者向けというコンセプトで、名作落語一品千円というCDがあり、三木助の芝浜もそのシリーズにあったので、買って聴いていた。
今演っている「芝浜」の基準になる口演になるのだろう。
特にすごい演出とか芸という感じは無かった。
体操で言えば、過去には非常にミラクルな技であったムーンサルトでも、猫も杓子もやる時代だとミラクル感も失せてくる。それが発明者の技を見たとしても。
そんな感じだった。ただ綺麗にまとまっていたとは感じた。
全然悪くはないけど、ミラクルではなかった。
ネットで観た談志の「芝浜」どうだったのか。
ブログを読んでいる落語ファンの人の中には、この高座を見ている人も多いと思う。
どう感じたでしょうか。
それは52分にわたる長講だった。
師走の早朝、かみさんに起こされて仕入れに行く羽目になる場面の背景描写から入り、細部まで表現している。
それから心理描写。
自我のおもむくままに動いてしまう心の弱さを出していた。
女将さんの設定にしても、他の噺家の演出だと旦那を会心させるために気丈に描くことが多いが談志は、それ程気丈というとらえ方はしていない。
嘘がばれたら惚れた男に捨てられる。それだけは絶対にいやだという女の自我を見せている。
非常にどろどろした情の絡み合い。
一言で言えば、「大人の芝浜」
こういう芝浜は初めての体験だった。
さげは「あこれも夢だったか」みたいなものを期待していたが、さげまでいじってはイカンということだった。
こういう高座を観てしまうと、今年は他の芝浜は聴けないかもしれないな。

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