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2009年11月25日 (水)

2009.11.22 禁演落語を聞く会

夕方、なかの芸能小劇場で行われる「第2回禁演落語を聞く会」へ行った。
禁演落語とは、太平洋戦争中(昭和16年)に時局がらふさわしくないと見なされて、はなし塚に葬られた(自粛した)落語のこと。
対象は廓噺、間男等の浮気もの、宗教に係わるものなどがあり、全部で53演目。
この会はその全53噺を口演しようという企画だ。
注意したいのは、あくまでも古典落語が対象で、団鬼六先生の小説のような噺はありませんよ。(笑)
そういうのは別を当たってください。
非常に残念ではありますが。

■立川松幸  落語  芋俵
開口一番は前座の松幸さん。
古典の談幸一門なので、形のいい落語だった。
この調子でのびてほしいな。

■立川談之助  落語  後生鰻<禁演落語>
先ずは談之助師から。
この落語のどこが禁演なんでしょうかね。
後生とか五戒とか仏教絡みでしょうか。
内儀さんを橋から川へ投げ込むサゲも乱暴っちゃ乱暴だ(笑)

■立川談幸  落語  星野屋<禁演落語>
旦那が妾に心中を持ちかけて、自分への愛情を確かめようとするが、妾も然る者で一筋縄ではいかない。
この噺は母さんがいい味出してて好きだ。
談幸師のお妾さんが結構良かった。
花魁が客に心中を持ちかける噺「品川心中」も禁演落語になっている。

お仲入り

■ダーク広和  奇術
地味な手品オタクだと自称していた。
カードやボールを出したり消したり、増やしたりという種なし技術系の技は久々に見た。
しかも最前列だったのでその技術を堪能できた。
ロープの手品。切ったり繋がったりするヤツ。
あの手品の仕掛け(トリック)が半分くらい分かった。
ダークさんの若い頃のマジックをテレビで見た事があるが、明るくさわやかな好青年の印象だった。
好青年ぽさは変ってない。
彼は寄席にも出ているが、なかなか出会わないんだ(笑)

■立川談之助  落語  よかちょろ<禁演落語>
落語「よかちょろ」と「山崎屋」。何方も禁演落語に入っている。
この二つの落語についての解説を先ずマクラで述べた。
「山崎屋」の冒頭部分を抜き取って、組立直したのがこの「よかちょろ」だ。
荒筋は、息子(2代目)が集金した200円の金を吉原で使いきって帰って来た。
親父は息子の言訳を聞くがその中でも一番くだらないのが「よかちょろ」という踊り。
これで親父がキレた。

談之助師の古典は可もなく不可もなくだが悪くなかった。
噺に散りばめられたネタは家元や、一門をいじったもので、談之助師節爆発。
ただの古典では終わらなかったのがいい。

開場したての時はまばらだった客席がいつのまにか埋まってしまった。
結構禁演落語に興味のある人は多いんだな。
木戸銭も1200円(予約価格)と安いしこれは通いたくなる企画だ。
次回は1月だそうだ。

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