2009.06.30 水無月の夕べ
昨年3月以来の大阪出陣でございます。
雨も殆ど気にならないほどの降り方になってきた夕方、6時に繁盛亭に到着。
今回の会を選んで来たわけではなく、今日の夜しか観れないので何でも良かったのだ。
平日の夜なのに満席。
今だに連日満席状態が続いているようです。
整理番号の若番から入場していきます。ヒロクンは204番という実に情けない番号。
恐らく最後尾に近い番号だろう。
「1番から100番の方、お入りください」
まーアバウトな整理番号だこと(笑)
でもって、席は二階席の最前列を取りました。
初めて二階席で観ます。こんな眺め。
席はかなり窮屈。(T-T)
パイプ椅子も出されたので、250人は入ったと思いますよ。
でこんな会でした。
■桂吉坊 落語 つる
若い青年が登場した。
チラシには、開口一番とか、前座という表記がされていましたが、大阪は明確な階級制度がないのではっきりはわかりませんが、江戸前ですと、二ツ目の噺家さんだと思いました。
羽織を着ていたのと、マクラを振っていた事や、勿論噺の技術も前座より一段高めに感じたことからそう思った。
江戸弁に対する昔の大阪弁(何と呼ぶのか知らない)も素人耳にも流暢だった。
高座が終わると、お茶子の娘さんが座布団を替えたり(ひっくり返さないんだ)、メクリを返したりする。
座布団の色が代わると気分も代わってなかなかいい。お江戸でもやればいいのにな。
■桂春之輔 落語 ぜんざい公社
座布団はぜんざいだけに小豆色(笑)
マクラは、「今年の阪神は終わった・・・」みたいな大阪では重要な世間話から入る。
わりとアッサリした印象のぜんざい公社だった。
■桂春団治 落語 皿屋敷
今回の目玉。
お茶子さんは、見台を仕舞って、緋毛氈を広げた。そして白い座布団が敷かれた。
上から眺めるとゴージャスな雰囲気。
待ってましたの掛け声に、春団治師匠が上手から出てきた。
マクラ無しで、いきなり噺に入った。
上方版の皿屋敷は「播州皿屋敷」と呼ばれていた。江戸前は当然ですが「番町皿屋敷」
この噺は他の多くの落語と同じで上方から輸入したものを江戸前にアレンジしたのなのだろうか、なんて考えながら聴く。
皿屋敷への道すがらの若い衆の様子や屋敷後に着いてからの場面とか、結構たっぷりと演じた。
生春団治、御馳走さまでした。
お仲入り
■鈴木美智子 四畳半の喜怒哀楽。
高座には、長椅子に腰掛けた形で三味線を持った和装の女性が箱出し。
都々逸を唄う。三味線は何かおっかなびっくりで怪しそうな手つきだと思ったら、弾けないらしい。
一週間特訓したとのこと。
この女性は全然知りませんでしたが、関西では知名度が高いらしい。いろいろなラジオ番組を持っているパーソナリティだそうだ。吉本所属で、50代後半くらいのお姉さん。
「叶姉妹、嫌いやわー」みたいなしゃべりも面白いっていうかそれが本業なんだ。
色物なので15分くらいで終わって、最後の落語をたっぷりと演るのかと思っていたわけです。
それがごく普通の予想じゃないでしょうか。
違っていたんですよね。
このお姉さん実に40分も演りました。(笑)
仲とりの春団治師匠より長い。
どうやらこの会はこのお姉さんが主役らしいです。
■笑福亭学光 落語 ためし酒
時代が現代にアレンジされた噺だった。
この噺の肝の一升の飲みっぷりは、アッサリしたものだった。
息継ぎの際に、小ネタでぼける・・・の繰り返しで淡々と五升飲んでしまった。
美智子お姉さんがたっぷりと演ったので、時間が押したのかもしれないな。
毎回何か起きるようなきがするけど、繁盛亭楽しみました。
次回は来年だろうか。
今回の戦利品、上方落語協会の扇子。
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