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2009年2月16日 (月)

2009.02.14 黒門町本牧亭講談昼席

2月の昼席へ行った。
春一番宣言が出たようだ。
大変に温かい昼下がりで、ブルゾンを小脇に抱えて長袖のTシャツ姿で平気だった。
開演の25分前に着いたが、既に前座のあっぷるちゃんは高座を終えて、松之丞君の高座だった。

■神田松之丞  講談  慶安太平記~紀州候出会い
慶安太平記だった。武蔵伝は終えたようだ。
由井正雪の生い立ちから始まって、青年小雪が紀州候に会う所まで。
寄席では今日のところを15分サイズに切って演じているらしい。
慶安太平記は講談根多ですが、立川流も持っているんですよね。
一昨年、談春師で「善達の旅立ち」~「吉田の焼き討ち」を聴いたのを思い出した。

■神田蘭  講談  伊達家の鬼夫婦
久々に蘭ちゃんを聴いた。
アラサーはたいへん。
結婚しない人たち・・・なマクラ。
読み物は「伊達家の鬼夫婦」
妻のあまりの打ちのめし様に、「DVかよー」のツッコミ。
あなた様これからは心をCHANGE!   と
クスグリを今風に替えて、所作も大きく紅一門らしいエンターティナー講談だった。
タイトルですが「伊達家の鬼嫁」でいいんじゃないかな。

■神田きらり  講談  寛永三馬術~誉れの梅花
沖縄の血は流れていないのにあの顏の濃さはなんなのか、本人によるとお母さんは沖縄で出産したらしい(笑)
根多は季節もので、誉れの梅花。
この読み物ですが、神田の演出は綺麗すぎ。
馬琴先生の演る、よぼよぼの馬がボヤキながら階段を昇るところ等少しコミカルな演出が好き。
きらりちゃんのは何方とも違う爆発型(笑)

■神田陽司  講談  大村益次郎  関所の戦い(新作)
サブプライム問題→円高ドル安という今の経済は実は幕末の頃と同じという幕末説明マクラ。
日本では、銀貨5枚=金貨1枚
西洋では、銀貨15枚=金貨1枚
自由貿易になり、金の価値が西洋の1/3になった事で、西洋人に骨までシャブリ尽くされてしまい、米の値段が10倍に跳ね上がる程の大インフレとなった。
これも明治の夜明けの引き金になったという説明。

陽司先生は今、幕末に萌えております。
来年の大河ドラマフィーバーを夢見て、日夜幕末もの講談を創作中。
坂本龍馬シリーズは5作あるが、今回の新作は別の観点からのもの。

濱田藩士岸静江は、部下と共に藩の関所を守る任務に就いていた。
そこに長州軍千名の軍隊が通り掛かる。
長州軍の司令官佐々木男也は、伝令を送り静江に関所を通すよう説得するが、静江は殿の命令だとして受け入れず、部下を返して一人で関所を守る。
やむを得ず長州軍は数百の鉄砲を、関所で槍を持ち仁王立ちの静江に向けて一斉射撃。
見事に散った静江の死にざまに感銘を受けた長州軍は、近くの寺に手厚く葬るように頼んだ・・・
この扇原の関所の戦いを講談にしたもの。
本は有るので、後はどれだけリアルに芝居が出来るか。
今年はこの作品で芸術祭参加も良いのではないかと思う。

■神田愛山  講談  双蝶々廓日記~与五郎勘当
35周年記念独演会が近いので、そこで演る根多を勉強するのかなと思っていた。
愛山先生では最近はこの作品ばかり聴いている気がする。
たばこ屋の主人に教えを請い、新町の廓で遊ぶまでの所は短めに演り、父親が与五郎を勘当した後の所を中心に読む。

お仲入り
         
■神田茜  講談  太股ムチムチ/エリザベスひとし
茜先生の新作ショート2本。
・太股ムチムチ
主人公はチヨ。クラブホステスのバイト。
太股が異常に太く人気が出ないがある日、一人の客が太股を触らせてほしいという・・・
タイトルの割にはほのぼの系の内容だった。
茜先生は若いころ銀座のクラブでバイトしていた経験が講談の状況設定や所作などに活きていた。

・エリザベスひとし
主人公ひとしは東京地検に勤務する青年。
ある日、高校時代の同じポエム部の友人であるゆみの家へ訪れる。
「僕はあゆみとあうかなぁ」
実はこのあうとは洋服のサイズの事だった。
ひとしは女装マニアだったのだ・・・

茜先生の新作はいいですねぇ。
妙におばさんぽい所帯染みたのがあれば、シュールなのもある。
因みに「太股・・」の方は、ラジオデイズで購入することが出来るようです。

■神田山吹  講談  一休さん(新作)
今日の主任は山吹先生。
最近は学校寄席などで子供たちに講談を聴いてもらう事が多い。
なので子ども向けに講談を創ってみたのがこの「一休さん」
一休禅師の人となりを子供向けバージョンで伝える。
伝説のトンチものを幾つか並べる。
アニメ一休さんのイメージ
なかなか良かった。
これなら子供にも分かる。

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