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2009年1月27日 (火)

2008.01.25 講談武者修行

2日続けて本牧亭という結果になってしまいました。
二ツ目4人による勉強会「講談武士修行」を聴きました。
今年初の武者修行です。

■神田一凜  講談  梅ヶ枝仙之助
アド街ック天国の影響で、前のうさぎやさんにすごい行列。
なので、本牧亭も後で出る春陽君やすずちゃんも写ったしさぞかし混雑かと思っていたら・・・
というマクラ

力士梅ヶ枝が大ノ海から三十両の借金をしたが、これをすぐ返せと大ノ海から無理難題を言われる。
困っている所を、相撲ファンである按摩の橘次が三年間塩をなめて貯めた三十両を差し出し解決する。
めでたしめでたし?
とこういったハートウォーミングな読み物が一凜さんすきなんでしょうか。
前回は「出世の富くじ」だし。
でもこの読み物はこの後のストーリーが複雑なんですよ。
翌日梅ヶ枝の所に四十両が入った財布が投げ込まれる。梅ヶ枝はこの四十両を昨日世話になった按摩の橘次にお礼にと渡す。
しかしこの四十両は巾着切りにあったものと分かり、梅ヶ枝は牢屋に入ることになる。
とんだトラブルに巻き込まれたと憂慮する男がいた。
相撲ファンである男だ。
今は足を洗ったが元は悪人だった隼の平吉。
この男が梅ヶ枝の身代わりになって出頭する。
しかしここで真犯人だと名乗る男が現れるという人間関係ぐちゃぐちゃな様相になり、困り果てるという具合に展開していく。
ここに出てくる人はこの人しかありません、大岡越前。
どのようにこの事件を解決するのか・・・
初めて聴いた読み物です。
ミステリー映画のようにストーリーが変化するので、長講でも飽きませんね。
この読み物は大岡政談の一つなのか、独立した読み物なのか調べたが分かりませんでした。

■神田春陽  講談  次郎長外伝・荒神山~仁吉の焼香場 
マクラはやはり「アド街ック天国」。
妹弟子のすずちゃんとの撮影風景等話す。

根多は、愛山先生に稽古してもらった読み物だそう。
博打打ち神戸の長吉、荒神山を取られてしまう。
で取り返しの戦い「荒神山の喧嘩」があり、太田仁吉(吉良の仁吉)がこの喧嘩で殺される。
その焼香席に次郎長を初めに親分たちが集まる。

「惜しい蕾は散りたがる。どうでもいい奴は後に残る。」(これは印象に残った台詞)
長吉の脇差しを見て、何故お前が生き残ったのか理由を説明する次郎長・・・

愛山先生、琴調先生と比べてしまうのは罪だが、こういう読み物もどんどん挑戦して巧くなってほしい。

■神田あおい  講談  正直車夫
昨日と同じ読み物。

昨日懸案であった、「冒頭の巡査との出会いの場面は後に巡査との再会が無いので、不要ではないか」という自分の疑問に、自分で勝手に答えを送る。

そう考えると確かに不要だけれど、別の考え方をしてみた。

この物語は、正直RPGなんだと。
こういうシナリオを考えた。
客待ちの最中に、巡査と出会う。
黒の股引きを履いてない事から鑑札を見せて取り調べられる。
そして、
養老の滝の話しを聞く
(養老牛丼の話じゃないですよ、滝の水が酒になったというあれです)
親孝行をすれば天にきっと届き奇跡が起こるということ。
ここは、正直フラグを立てるイベントの場面なんです。

でもって、

巡査から五十銭を乗せられた鑑札を返してもらう。
このお金を貰うか否か・・・
(あなたの落とした斧は銀の斧?それともこの鉄の斧?)
ここで試されているわけです。
見事クリアして、経験値アップ。

次のレベルへ進む。

黒田清隆を車で宅まで送る。この時車に忘れた黒田の鞄を届ける。

黒田がお礼をする
(ここでもまた、あなたの落とした斧は金の斧?それともこの鉄の斧?)
ここでも見事に試練をクリアして正直者の最終レベルへ到達した庄吉であった。

で、翌日黒田候が庄吉宅を訪れる。
物でお礼をすると云い、車200台を贈る
エクレア(エクセレント&レア)アイテムゲット

冒頭で正直フラグを立てないと、黒田との場面でも経験値アップができないから。
こう考えれば、冒頭の部分は必要だと分かる。

■一龍斎貞橘  講談  源平盛衰記~宇治川先陣争い
大講談師が主任で登場。
デカイ講釈師という意味ですが(笑)
佐々木高綱と梶原景季が宇治川の先陣を競った場面で、いろいろあったが結局梶原が佐々木に功を譲ったという内容だと思う。
修羅場読みになると、右脳に聞く働きがスイッチしてしまい日本語がよく分からなくなってしまうんです。
本をめくりながら、文字通り「読む」高座だった。
なかなかこう云う「読む」高座は見ることが少なくなった。

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コメント

「梅ヶ枝仙之助」だと思います(「梅ヶ枝が無間の鐘をつかずして灘がつかれて尻餅をつく」という落首が出てくるはず。「ひらかな盛衰記」の遊女梅ヶ枝にちなんだ命名かと)。「きつじ」は橘次。
 神戸の長吉をなじるのは簡単だけど、長吉にシンパシーを覚える現代人って結構多いはず。そこを汲み取らないと、講談も厳しいと思います。

投稿: 松井高志 | 2009年1月28日 (水) 13時55分

松井様、ご教授ありがとうございます。
ほんといつも助かります。

そうですねぇ講談作品に出てくる善とか義や忠、命、生活などの価値観が現代と乖離している所もあり抵抗や疑問を感じる事はありますね。
古典芸能として作品をそのまま未来に継承していくのか、一部を作り替えるのか、だんだん演じられなくなるのかもしれませんね。

投稿: ヒロクン | 2009年1月28日 (水) 20時56分

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