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2008年4月24日 (木)

髪結新三

「髪結新三」の中で、新三が3分2朱で購入した立派な鰹に大屋の長兵衛がビックリする場面があります。
今の金額にすると大雑把に計算して7万円位。
これはもう魚一匹の値段ではございません。

5月に入りますと、上り鰹が房州沖までやって参ります。
これを「初鰹」と申します。
初鰹を食するというステータス。
江戸時代には、初物=粋という考え方が流行してたようで、中でも初鰹となると大変なステータスシンボルだったようでございます。
歌舞伎役者・中村歌右衛門が一本30両で購入したという記録が残っております。
余りに初物買いが加熱するので、初物禁止例なる条例が出たと申します。

「女房を質に置いても初鰹」と川柳にもありますが、何故初物の中でも、江戸の民は鰹にこだわったのかというのが、今日のテーマでございます。

鰹には、勝負事に勝つという験、縁起かつぎがあったようでございます。
ですから勝負師、商人、花柳界等で珍重された。
初鰹を買うということは、「勝つ」という文字を買うことだったのでございます。
この初鰹を買える人だけが、恩恵に預かったのでございます。
こんな江戸っ子心理を利用して紀伊國屋文左衛門は、初物バブルで暴利を得たのではないでしょうか。
そして父の後を継いだ2代目は、その凡庸さと、番頭夫婦の悪事により店をつぶしてしまう。
2代目は店を追い出され、番頭夫婦は独立して白子屋を始める。
この白子屋に娘が生まれ、婿を貰うことになるが、この娘には好きな男既にいた。
髪結の新三がキューピット役を買って出て・・・とこれから長い物語へと続いていくのでございます。
白子屋政談から、紀文と鰹の出会いこれを持って読み終わりとします。

本当かよ(笑)

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