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2008年4月23日 (水)

王子の狐

春の落語で「王子の狐」があります。
主人公が初午の日にお稲荷さん詣でを忘却してしまう場面から咄がはじまります。
初午は旧暦の2月。春分の日を含む月が2月となるので、3月~4月上旬。

今の初午の縁日は、新暦の2月で行っているので、一番寒い冬の時期の祭ごととなっているそうです。
落語の世界と季節感が全然変わってしまいますね。
今日はこの落語に登場するやっぱり食べ物なんですが、「卵焼き」について考えてみたいと思います。

王子と言えば、落語にも登場する、老舗の「扇屋」。扇屋と言えば「卵焼き」
落語でも主人公がお土産に買って帰ります。
私は食べたことも、お使い用に買ったこともありませんので、ネットで調べてみました。
今はお土産用は3600円位の値段がするそうです。
主人公は、上手い事やりましたね(笑)

さてこの卵焼きですが、味はどんなだったのかということが、今回のテーマです。
一般に関東の卵焼きは砂糖入りで甘く、関西は出し入りで甘くないと言われております。
これもネットで調べてみました。(便利な世の中です)
扇屋の卵焼き
>卵焼きというより和菓子という甘い味付けなのです。
http://shampoo-milk.blog.ocn.ne.jp/kenken/2006/02/post_3d38.html

やはり甘いんですね。
私が子供の頃食べた卵焼きで記憶にあるのは、お客さんが大勢来た時に用意した仕出し弁当の物。
つまりよそ行きの卵焼きは、まるでカステラでしたね。食感も甘さも。
普段の卵焼きも、やや甘かったと思います。
今はと申しますと、すし屋の玉子は甘いですね。
居酒屋の卵焼きは、出し巻きが多いです。
今は文化が混ざってきているのでしょうか。

ここで関東の皆さんに問いたい。
目玉焼きには醤油をかける人が多いのではないでしょうか。
目玉焼きに砂糖をかけたら喰えないのではないでしょうか。
では何故同じ卵を、ぐじゃぐじゃにかき混ぜただけの違いのものには、砂糖を入れて甘くするのか。
卵は甘くしないという関西の考えは、統一されていて分かり易いです。
関東流の理由が知りたいんです。この矛盾を解く理由を。

私の考察です。
江戸時代、当初は卵焼きには砂糖は入れてなかった。
当時から御馳走として、お土産として人気の卵焼きを看板に、大々的に売り出そうと「扇屋」は考えた。
ただの卵焼きでは他店と変わらず目立たない。そこで「扇屋の卵焼きはお洒落なスイーツ・パティスリー感覚の食べ物。お洒落な卵焼きで素敵なテータイムのひとときを!」
これで、女性の人気を釘付けにしようというコンセプトで開発したのが、扇屋の卵焼きなんだと思います。
これが江戸中はおろか、関東一円でブレークして、卵焼きといえば、甘いもの。
甘いのがお洒落な食べ方というのが伝わり今に至ったのではないか。
目玉焼きはおかず。卵焼きはパティスリー。同じ卵でも別のカテゴリである。
このようにこじつけてみました。(笑)

因みに私の場合ですが、目玉焼きには、ソースやケチャップをかける時もあります。
これは目玉焼きが、単品で登場する機会より、カレーやハンバーグのお供として登場する機会が増えたからではないかと。なのでこういった料理の味調整によく使われる、ソースやケチャップの類でも普通に食べるようになったと、自己分析しております。

「王子の狐」という落語の肝とは全く関係の無いことで、一人盛り上がってみました。

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コメント

うちの親くらいの世代になると、甘いもんをありがたがる傾向はあるのか。
母は南関東、父は北関東の…家の頃の卵焼きは、かなり甘かった記憶が。
つ~か、関東は甘いもん好きらしい。
味も濃いと思う。
武蔵野うどんとか、濃いですもん。
父方の親戚は、なんかの法事で行ったところが、豆腐会席で“味がしない”“食べられない”って、嘆いてたし。
今でこそ、加糖練乳使用の甘いジョー●アMAX珈琲は、東京の自販機で買えるけど、あれはもともと、利根コ●コーラの地域限定。
というのも、北関東のあたりの人たちが甘い飲み物を好んだかららしいし。
父とその男兄弟は、集合すると、とぐろを巻いて、酒…じゃなくて、頭痛がするくらい甘いお菓子食べてたもん。
足利市出身の知人も、おんなじようなこと言ってます。
太田、足利…どっちにも、名物の最中がありますが、すんごく甘いです。
両親は、目玉焼きには醤油かソース。ちなみにポテサラにもソースかけてた。
ワタシだけ、目玉焼きには塩でした。

投稿: えれこ | 2008年4月23日 (水) 23時02分

たしかに、関東は味が濃いかな。
北野武が、石坂浩二の作ったフランス料理とかいろいろな料理、味が薄いといって、全部醤油をかけて食べたってtvで言ってたからね。

えれちゃんの両親の世代って戦前~戦中生まれの世代かな。
甘いもの食べたいとき食べられなかった世代なので、甘い=上等な感覚はあると思う。
だけど、これ関東だけじゃなく何処でもそうだと思うので、関東だけ甘党とは言えないね。^^; 不思議だね。

缶コーヒーはもう20年は飲んでないよ。
口の周りや中がベトベトするし、喉は渇くし、なにしろ甘すぎだし。

えれちゃんは、目玉焼きは塩派か。
今は色々な塩が買える時代だから、岩塩とか美味しい塩見つけてみて。
えれちゃんのことだから、酒も塩だけで飲んだりして・・bleah

投稿: ヒロクン | 2008年4月24日 (木) 18時43分

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