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2007年12月26日 (水)

2007.12.22 花形演芸会

19日から急遽出張で熊谷に出没していました。
どういうわけか最近出張となると、田舎内陸の地方都市ばかりでうんざりモードのヒロクンでございます。
22日の午前中に公国へ帰って来まして、その足で国立演芸場へと向かいました。
花形演芸会です。

■柳家小ぞう  落語  金明竹
さん喬一門の前座さんが開口一番を努めました。
前座必須科目のこの噺です。可も無く不可も無く。声はよく出ていた。将来楽しみ。

■三遊亭王楽  落語  読書の時間
エロ本の表紙を「龍馬が行く」の表紙にすり替えて書斎に置いてたのを、高校生の息子が読書の授業の為持って行ったのを知り、動転する父とあきれる母・・・
以前、花緑師でこの噺を聞きましたが、三枝師匠の作とのこと。
父と息子の年齢的なギャップが余り感じられずやや薄っぺらな印象。
情けない父が情けない事をしてもインパクトに欠けるので、演出上、ある程度の貫祿は必要だと思う。
ギャグは受けていたので、貫祿が出てくればこの噺も面白くなると思う。

■磁石  漫才
加藤晴彦似のボケが良い。のこコンビの漫才は1回/年のペースで聴いている。
根多は1年前と変わってなかったが、面白かった。
同じ根多でも面白く感じるのは、根多が良いからか、なんだろう。

■鏡味仙三  曲芸
仙三郎社中の若手です。ソロで観るのは初めてだと思う。
すんごく良かった。
やっている事は江戸太神楽で、他の太神楽芸となんら変わらないんですが、演出が新しい。
BGMがお囃子に代わってユーミンの「恋人はサンタクロース」や、山下達郎の「クリスマスイブ」が流れます。
クリスマスモードの舞台です。
クリスマスツリーを逆さにしたような型の棒と茶碗の替わりに、キューピーのサンタさんが茶碗の五階茶話の曲。太神楽のイメージはこの時点では既にありません。
紐で建物を回転させる場面では、雪の演出で建物の皿の中にある紙吹雪が遠心力で舞う。
会場からはため息が聞こえます。
さらに降った雪の上をマリを転がして上手に一度はけ、再び転がしながら出てくると少し大きな玉になっている演出がニクい。
大小の玉でジャクリング。最後に玉を重ねると、雪だるまになっている。
やられたぁ、やられてしまったという感じ。
江戸太神楽という古典芸能が見事に今の時代の芸にアレンジされていた。
老若男女だれでも違和感無く楽しめる芸になっていた。
今回はクリスマスバージョンで特別な演出だったのか、普段はどういう演出でやるのか、気になっている。是非普通の舞台も見てみたい。

■柳亭左龍  落語  片棒
またまたさん喬一門からの登場。僕の中では未だ小太郎君だな。
まだ今の名前に馴染めないですね。
この噺は二ツ目時代の入船亭扇辰のものが印象に残っている。とにかくリズム感というか、スピード感があって引き込まれたのを覚えている。
この師匠のは、大型で少し遅い(重い)感じ。

お仲入り

■神田陽司  講談  坂本龍馬と勝海舟
柴・陽司作の新作講談。たぶん古典の講談だと思って聴いているお客さんが多いと思いますが。
龍馬をいじられた事がどういう影響がでるか心配でしたが、まぁ普通だったかなと。
持ち時間が25分なので、龍馬と海舟の出会いの場面だけになりましたが楽しめました。
番組順の事だけれど、陽司先生を仲トリに、左龍師匠を食いつきに持ってきた方が良かったかなと言うのがヒロクンの感想。

■柳家紫文  俗曲
火付盗賊改役長谷川平蔵シリーズ大爆発!!。
会場の反応が良くて、かなり気分よさそうでした。
あまりにも受けが良いので、しまいに踊り出しましたとさ。(笑)
今日は色物さんの出来が皆良かったのが特徴かな。

■古今亭菊之丞  落語  付き馬
何時もカタチの良い落語を演じる印象のある師匠です。
船徳、宮戸川、湯屋番とか若旦那もの等が合いそうだ。
色っぽい物は一門の特徴かもしれませんが。
今席の「付き馬」たっぷりと聴かせてもらいました。
これも実にカタチの良い噺でした。たいへん良かったのですが、贅沢なお願いをしたい。今のままでも良いのですが、主人公の男を悪賢くやれたらなと。今世間で話題になっている警察幹部が関係している霊感商法の女社長のように。
ワルさが出るとこの師匠一皮むけてさらに人気・実力があがるんじゃないかなと思います。

あっと言う間の3時間でした。

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